オープンして4年を過ぎた頃ですかね
新しいスタッフMさんが就職してくれました。私よりキャリアの長いスタイリストで
お客様の対応もとても気配り 目配りができる人でした。
明るく人懐こい彼女は、直ぐにお客様にも溶け込んでくれました が、
一つ気がかりだったのは、彼女妊娠していたんです、元々ポッチャリの彼女は
それほど目立たなかったんですよね、まだ未婚で妊娠経験の無い私は
いつまで働けて、どう対応していいのかさっぱり分かりませんでした。
雇用体型もあまり整っていなかったんですから?
とにかく彼女自信に聞きながら気遣うしかできませんでしたね。
しかし、もう3人目の子だと言う彼女はへっちゃらで、かなりギリギリまで働いてくれました。確かお正月の3日頃に男の子を出産したんですよね。
暫くの間はお休みして子育てに奮闘する彼女です、私はその当時のスタッフさんと二人で店を切り盛りしていました。最初の二人のスタッフはもういません。
そんな中2月のある寒い夜 その日が突然来たんですよ
当時 掛川で一人暮らししていた私のアパートに 訪ねて来たのは 産まれて間もない赤ん坊を抱いたMさんでした。赤ん坊は唇がなんだか紫色で寒そうにバスタオルにくるまれていました。詳しい事情も聞く間もなく、とにかく部屋の中に入れて赤ん坊の寝床をこしらえ 赤ん坊を寝かせていると、玄関で何やらガサゴソ音がして
[スミマセン その子一晩預かって下さい]って 声が、慌てて えっ👀⁉
玄関に行ったんですが、もうMさんの姿は無く 私は産まれたばかりの赤ん坊と二人っきりに、玄関には一晩ではとても使いきれないほどの ミルクの缶やオムツ お風呂の温度計まで( ゚д゚)ポカーン
明日からどうしよう😖💧 赤ん坊の顔見てもなんにも答えてくれないし
とにかくこの子を育てなきゃ❗まずは赤ん坊を抱いた状態で体重計に乗って、そこから自分の体重を引いて、赤ん坊の体重を把握した ミルクの缶の後ろに分量が書いてある泣いたらあげてみよう、オムツのあてかたもイメージできた お風呂は温度計の目印に設定するわけか なんとかなりそうだ 問題はこの子をどうやって車に乗せて店まで連れて行けばいいのか?⁉それも私の車 当時フェアレディZでしたから
でもなんとかやっちゃいました。毎日Zに赤ん坊を乗せて店に出勤して
ミルク飲ませて、オムツ替えて、お風呂入れて、育てるしかないでしょ
よくやりましたよ。( ;´・ω・`